今日は長野市立古牧小学校の5学年100名余りの生徒と「ふるさとの森」で森林体験授業を行いました。「ふるさとの森」とは長野オリンピックを記念して植樹された学校林です。毎年少しずつ間伐しており、その際に生徒にも森林整備作業を体験してもらっています。
始めの会の後、長野市職員による「葉っぱクイズ」を行いました。ケヤキやクヌギなど5種類の葉を探し当てるクイズで、「ふるさとの森」に入ってサンプルと比較しながら拾い集めます。葉の形や葉脈をしっかり観察して見つけるのですが、なかなか苦戦していたようです。
「葉っぱクイズ」の後は、クラス毎に学校林の伐倒体験をします。スタッフが受け口と追い口を入れ、生徒達がロープで引き倒します。高さ15mほどに成長したクヌギを倒すとかなりの迫力があり、生徒達の歓声が聞こえました。倒した木の枝を生徒が手ノコで切り落とし、その枝で「落ち葉のプール」を作りました。「落ち葉のプール」に集められた葉は、数年かけて腐葉土になり、学校の花壇などに使います。倒した木の幹は「ふるさとの森」の土留めとして敷きました。こうして「植える」、「育てる」、「伐る」、「使う」のサイクルを生徒たちに学んで欲しいと思っています。