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里山整備講習会&忘年会を開催しました

 12月21日、ぜんどこの森にプロの林業士である渡辺寛氏をお招きして、今後の森づくりについてアドバイスを頂きました。渡辺氏は大町市にある山仕事創造舎に勤務されており、広葉樹の製材、乾燥、販売をご担当されています。その他にもエネルギー問題をテーマにした市民活動「MMC(美麻薪倶楽部)」の代表としてC材利用の薪づくり活動など多岐にわたって活躍されています。
 ぜんどこの森の進め方としては、北アルプスを一望できる眺望を優先し、10年後この眺望を遮るような高木ではなく低木を中心に進めてはどうかとのアドバイスを頂きました。そして遊歩道を作り、そこに思わず足を踏み入れたくなるようにこの地に会った植物を選んで植えるのも良いでしょうとのこと。
 そして何よりもこの活動を持続可能なものにするために「楽しい」「役割・出番がある」「人や地球のために役立っている」「ワクワクがある」を大切にして欲しいとおっしゃっておりました。

 今回、林内作業車を持ち込んで頂き、その実演と体験をさせて頂きました。まずは玉切りした材の積載方法を教わりました。ワイヤーを材の先端に繋ぎ、林内作業車の荷台に先端部分だけ載せます。

 次にワイヤーを材の後部に繋ぎ、材を荷台の真ん中まで載せます。この際、材の向きと荷台の向きを合わせるよう、必要に応じて林内作業車の向きを回転させます。

 理事長がチャレンジ!

 太い材は難しいし危険なので二人作業が良さそうです。

 こちらは材の下ろし方。材が転げ落ちないようワイヤーで材を固定してから2本のサイドポールを外し、ワイヤーの巻き取りギアを送り出し方向にチェンジしてからワイヤーを緩めていきます。

 私も4mほどのカラマツ材の積載にチャレンジしましたが、これがなかなか思い通りに行きません。それでも林内作業車は是非導入したいものです。ちなみに原木の重量については概算で直径×直径×長さで求まると教わりました。例えば30cm径の4m材の場合、0.3*0.3*4=360kgで、軽トラの最大積載量に相当します。

 午後は忘年会。理事長の打った蕎麦がメインディッシュです。その他にも天ぷらやジビエ料理、デザート、果物など盛り沢山。ご馳走様でした。

 年内の活動はこれで終了です。また来年もよろしくお願いします。